磐城高校、後期選抜を実施
3月25日に、福島県立高校入試の後期選抜の合格者が発表されました。
この後期選抜をもって令和2年度の選抜試験が終了したことになりますが、いわき地区において例年とは違う動向となりましたので、ご紹介します。
いわき地区トップ進学校の磐城高校、後期選抜を実施
いわき地区で進学校一番手である磐城高校ですが、前期選抜(これまでの一期選抜と二期選抜に相当)で定員数を満たせなかったため、後期選抜(これまでの三期選抜に相当)を行いました。
福島県教育委員会の発表によると、磐城高校の募集定員は280名で、それに対し前期選抜志願者は289名。
しかし併願校合格などの関係で10名程度辞退者が出たということで、前期選抜志願者数が募集定員を下回り、結果として後期選抜で2名の募集を行いました。
(後期選抜の志願者2名、合格者2名)
磐城高校が後期選抜を行うのは、前身の三期選抜も含めておそらく初めてではないかと思われます。
また磐城高校のほかにも、例年人気の高かったいわき総合高校が定員割れを起こし後期選抜を実施、中堅校の湯本高校も同様に前期選抜で定員数を満たすことができず、後期選抜を行っています。
今回の現象は、「高校入学選抜システムが一新されたことにより、例年より安全に受験校を選定する傾向があった」、「私立高校の実質無償化(条件付き)により、私立人気が高まった」など、いろいろと要因が複合しているものと思われますが、近い将来いわき地区の高校の統合が予定されていることもあり、今後もこうした高校入試をめぐる動きには注視し対応していきたいと思います。