【郡山駅前校】秋の夜長に
読書の秋です。
今日のテーマは太宰治です。
「走れメロス」は今なお、中学生の教科書の定番ですね。
太宰治検定からの出題です。
津軽地方で、客が帰った後の宴のことをなんというか。
①アトフキ
②シリフキ
③ホラフキ
答えは①のアトフキです。
お客が皆帰った後で、身内の少数の者が、残りの料理で開くささやかな宴会で「後を引く」が訛ったものです。小説「津軽」からの出題でした。
太宰治は多くの名言を残したことでも有名です。
次の金言・格言のうち太宰氏によるものは。
①自らを尊しと思わぬ者は奴隷なり
②笑われて笑われて強くなる
③朝夕の食事はうまからずともほめて食うべし
答えは②です。太宰治らしいです。
ちなみに
①は夏目漱石で「どんな時も自尊心を持たなければ、自分を粗末にし不自由にしてしまう」
③は伊達政宗で「毎日食事を作るのは大変である。まずくても一言褒めることで作り手は頑張ろうと努力するものだ」
最後に太宰の言葉で、対人関係・子育てのヒントになるものを。
「ボクは説教されて改心したことが今まで一度もない」
プライドの高さが前面に出て鼻持ちならない感じも少々あるものの、確かに「説教」より「「アドバイス・指導」が効果的な場合も多いようです。