褒めて伸ばす
自己肯定感を高め、自ら能動的に学べるように「褒めて伸ばす」という場面があります。確かに、他者に認めてもらい、意欲的になれれば理想です。ただ、「褒め方」には注意しておきたいところです。
得てして結果の善し悪しが褒める対象になりがちです。善い結果は確かに褒めてあげたいですし、悪い結果は反省すべき材料ではありますが、その結果にたどり着くまでの過程も見逃さず、上手に褒めて伸ばしてあげたいと思います。
試験ではありがちですが、『これかな?』と、十分な確信は無いけれども選択問題で正解した、結果は〇ですが、反省すべき材料であるのは間違いありません。
反面、惜しくもミスしてしまったものの、前回の試験結果を反省し、具体的に対策学習に取り組めていた場合、×だった結果だけを見るのではなく、その過程は褒めてあげたいところです。
「褒める」=そうした行動ができる子に育てたい、という構図を考えたとき、やはり過程にある『努力』を褒めてあげたいと思います。善い結果も大事ですが、そこには『努力という過程』があるはずで、その過程をつぶさに観察し、一人でも多く、努力することに喜びを感じられる生徒さんに育てていきたいと思います。(代表番号:0246-25-2511)