高校数学 苦手項目をなくそう!「絶対値」
今日はいわき市では、花火大会があります。
受験生にも気分転換は必要です。しっかり勉強を頑張った後は、上手に気分転換をはかってくださいね。
さて、今日は高校数学の絶対値について説明します。
数Ⅰ: 第1章 数と式 絶対値の理解①(基本編)
【中学】
絶対値とは「数直線上で、原点から、ある数を表す点までの距離を、その数の 絶対値 という」
例)
・+3は原点から3の距離にあるから、数 +3の絶対値は3
・-3は原点から3の距離にあるから、数 -3の絶対値は3
・絶対値が3である数は -3 , +3
上の例のように、中学では、数直線上での正負の数の大小を、理解するために絶対値が出てきます。
文字を使わず、数の絶対値のみなので、絶対値は符号を取った数と覚える生徒さんもいます。
高校では、文字が入った絶対値の方程式や不等式を解きます。
「数」の場合のように「符号を取った数」という理解では解けず、場合分けが必要になります。
この場合分けの意味が理解できず、絶対値記号を含む計算を苦手とする生徒さんがいます。
絶対値記号のはずし方を復習して、苦手項目を減らしましょう。
【高校】
絶対値とは 基本①
<絶対値記号のはずし方>
「数直線上で、実数aに対応する点と原点との距離をaの 絶対値 といい、記号|a| で表す」
a ≧ 0 のとき |a| = a , a < 0 のとき |a| = -a
例)
・a = 3 のとき |3| = 3
・a = -3のとき |-3|= -(-3) = 3
上の例のように、実数の絶対値は、結果として符号を取った数となりますが、絶対値を含む方程式や不等式の計算では、上の赤の波線のマイナス符号を付けて、絶対値記号をはずす意識が大事です。
次回:基本② <絶対値を含む方程式・不等式と場合分け>