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高校数学 苦手項目をなくそう!「数Ⅰ図形と計量 三角比の理解①(基本編)」

◆三角比 ⇒ 直角三角形の3辺と角の間に成り立つ関係

 

・直角三角形において、1鋭角の大きさで、3辺の長さの比(三角比)が定まる。

 

・三角比の値は、直角三角形の大きさに関係しない。

 

・三角比の応用では、角を鋭角から鈍角に拡張し、座標で三角比を定義する。

 

◆三角比の定義(基本): 角θ(シータ) が鋭角の場合〕

直角三角形ABCにおいて、∠C=90°で、1鋭角 ∠A=θ に対して、3辺の比を次のように定義する。

 

・ 正弦 ( sine ) をサインといい、sinθ と書く。

sinθ = a / c

・ 余弦 ( cosine ) をコサインといい、cosθ と書く。

cosθ = b / c

・ 正接 (tangent ) をタンジェントといい、tanθ と書く。

tanθ = a / b

 

上の定義を踏まえて、 ……

 

☆三角比の注意ポイント☆(間違いあるある!)

 

1. 三角比の値と、角の値を混同しないようにしましょう。

 

・三角比(sinθ , cosθ , tanθ )は、比の値で、 sin30°, cos45°,tan60°などの値です。

θ は30°, 45°, 60°など、角であり、比の値ではありません。

 

しかし、(誤?)のように角のところに三角比の値を書いて、奇妙な式や答えを書く生徒さんは少なくありません。三角比の基本をしっかり理解し、混同しないようにしましょう。

 

< 例:θ = 30°のとき  sinθ の値と θ の値を間違える >

 

(正)  sin30°=   …… ( は比の値 , 角 θ は 30°の角の値)

(誤?) sin ½        …… (θ =   = 0.5°→ 角が0.5°≒ 0° つまり sin0°≒ 0 )

 

 

2.三角比を2乗するときの書き方と計算に注意しましょう。

 

・三角比の2乗や3乗は、通常 sin²θ 、 cos³θ 、 tan²θ などのように書きます。

 

(sinθ )² =sinθ × sinθ = sin²θ       です。

 

 sinθ² と書いてしまうと、 sin(θ×θ) という意味になり、角を2乗することになります。

 

<例:θ = 30°のとき   >

 

(正)  sin²θ = sin²30°  =sin30°× sin30°= ½ × ½ = ¼

(誤?)sinθ² = sin(30°× 30°)= sin900°= 0

 

専属教師 竹川

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