2020年、小学校学習指導要領が全面改訂
学習指導要領が9年ぶりに改訂され、小学校では2020年4月から全学年で一斉にスタートします。
ここでは内容がどうなっているのかを見ていきます。
「生きる力」を育む
新学習指導要領の中心にあるのは、「社会に開かれた教育課程」です。平たく言うと「生きる力」です。
日々技術が進歩し、急速にそして絶えず変化をし続ける現代社会を、これからの子供たちは生きていくことになります。
そのために、社会を生きていく力を育てる必要があるのです。
「生きる力」を支える三つの柱
社会を「生きる力」を育むために、必要な資質・能力が三つあります。それは
① 知識・技能
② 思考力・判断力・表現力
③ 学びに向かう力・主体性・人間性
です。
まずは①基本となる知識や技能を習得し、それをもとに②何ができるのかを深く考え、判断し、それを表現していく力を身に付けていく。その後、③自発的・主体的に学びに向かう態度をもって、社会生活の中で出会う課題を多様な視点でとらえ、解決策を考える。これが「生きる力」です。
新しい学習指導要領の概要は以上です。
これらのことが、実際に子供たちの学習にはどう織り込まれているのかを次回以降で見ていきます。