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2020年度「福島県立高校入試」分析 理科

2020年度 福島県立高校入試 理科

2020年3月4日に行われた福島県立高校入試「前期選抜試験」の「理科」について分析です。

 

【総評】

例年、大問1は小問集合問題であったが、それがなくなった。それ以外では例年と大きく変わることなく、幅広く、まんべんなく各分野から出題された。どの分野が出てもいいように苦手分野を作らず、少しずつ準備をしたい。

 

【大問1】

植物についての出題。タマネギの根の特徴と植物の種類の分類、細胞分裂などが問われた。同時に顕微鏡の使い方も問われたので、しっかりと確認したい。細胞分裂は3年生の内容、根の特徴と植物の分類、顕微鏡の使い方は1年生の内容である。学年をこえた内容の出題があるという点も気を付けてほしい。

 

【大問2】

ヒトのからだのつくりからの出題。臓器に関する知識を問われたので、各臓器の名称とはたらきを覚えるとよいだろう。また、小腸と呼吸についての記述問題があるため、しっかり自分の言葉で書けるようにする必要がある。

 

【大問3】

天気からの出題。天気図記号(天気・風向・風力)は基礎問題なので、取りこぼしの無いようにすること。また、陸風・海風が発生する仕組みの説明問題も出されたが、気温と気圧の関係が理解できていれば正答できるだろう。

 

【大問4】

天体に関する問題。恒星・惑星・衛星のちがい、地球以外の惑星の特徴を見定める問題が出題された。加えて、内惑星である金星の見え方(よいの明星・明けの明星)について問う設問もあり、太陽、金星、地球の位置関係をきちんと把握したうえで考える必要がある。

 

【大問5】

うすい塩酸と炭酸水素ナトリウムの化学反応についての設問。質量保存の法則に関する問題であり、表の数値からグラフを作成して反応の過不足をとらえる問題。さらに、物質の質量を計算によって求める問題である。実験の操作手順の問題、グラフを作成する問題も出題されており、実験に関する総合力を問う問題ともいえる。質量保存や比例関係などだけでなく、実験操作とその手順、グラフを利用した結果分析などにも日ごろから気をつけて学習しておきたい。

 

【大問6】

吸熱反応と発熱反応の仕組み、酸とアルカリの問題である。鉄粉の酸化とアンモニアの発生は、発熱反応と吸熱反応の代表例としてきちんと覚えておきたい。化学式をかかせる問題が出題されているが、教科書にのっている化学式は、本文のまわりの小さな文字でかかれているものでも覚えておく必要がある。

 

【大問7】

おもりとばねののび、浮力に関する問題。フックの法則、浮力についてしっかり確認しておこう。実験の文章を読んで内容をきちんと把握することが大切である。物体にはたらく力をとらえ、力のつりあいを考える必要がある。

 

【大問8】

物体の運動に関する問題。動く台車にはたらく力や合力に関しての問いが中心となった。今回は出題されなかったが、等速直線運動、位置エネルギー、運動エネルギー、力学的エネルギー保存の法則などもあわせて確認しておきたい。

 

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