2021年度私大入試へのコロナの影響【その1】
今年の私立大学一般入試は、コロナの影響から地元中心の志望校選びをする受験生が増えるなどの影響もあり、全体の志願者数が12%減という結果になりました。
学部系統別の人気を見てると、志願者が昨年より増えた学部系統はほとんどなく、比較的減少幅が低かったのが、社会福祉、情報・メディア、獣医、経済、理工系、医、社会という順でした。
特に影響を受けたのは「国際・外国語・観光」で、国際・外国語が約2割、観光が約3割の志願者減となりました。いずれもコロナ前は安定して人気の高い学部・学科でしたが、コロナの影響で留学ができないことや、観光業に関しては航空・旅行代理店などで新卒採用を控えることなどが影響したものと思われます。
またコロナ過で医療に注目が集まる中、本来ならこういう時に人気となる医療系は、それほど志願者が増えませんでした。そんな中、医学部はまだ人気を集めたものの、コロナが未知のウイルスということもあり、受験生の関心は高いが、院内感染、医療崩壊などのマイナス報道の影響で人気が集中するには至らなかったと思われます。むしろ、理系では情報・メディア、情報系学科のある理工系の人気が高まりました。
このように新型コロナウィルスは、2021年度の私大入試においても大きな影響を与えました。国内のコロナ感染状況を考えると、この影響は今年のみならず来年も続くことが予想されます。そういったことも考慮しながら、大学・学部・学科系統を検討しなければなりません。
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