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2022年度 福島県立高校入試分析「数学」

2022年3月3日に行われた福島県立高校入試「前期選抜試験」の「数学」についての分析です。

 

総評

例年通り、各学年・各領域からバランスよく出題されている。難易度も例年通り。9年ぶりに「規則性」の問題が出題された。基本的な知識や技能が試されると共に、必要な条件をとらえて数学的な見方や考え方で処理する能力や、数学的表現で表現する能力を身に着けているかどうかも確かめられている。

 

大問1

例年通りの基本的な計算問題。公式や図形の基本をしっかり覚え、活用することができるかどうかも問われていた。教科書の内容を理解し、基礎的問題の反復練習を十分に行なっていれば、得点できるところである。

 

大問2

各領域からの基本問題。各領域における基本的な解法をしっかり覚え、活用することができるかどうかが問われている。 【大問1】 同様、教科書の内容を理解し、基礎的問題の反復練習を十分に行なっていれば、得点できるところである。

 

大問3

(1)は例年と同じく確率の問題。どんな操作が行なわれているか文章をよく読んで理解した上で、必要な条件(計算式)に当てはまる場合の数を正確に数え上げることができないと、正答するのが難しかったかもしれない。

(2)は9年ぶりの規則性の問題となっていた。今回は、規則性を導き出すために、文章をよく読んで理解した上で、数学的な表現で回答する必要があった。次の【大問4】も同様の傾向があり、ここ数年の流れとして、数学的な処理能力や表現力のみならず、文章読解力、つまり国語力も培ってゆくことは必須となっている。

 

大問4

連立方程式の利用の問題。問題文に書かれている状況から連立方程式を立てて解く必要がある。落ち着いて、問題文中で「何をⅹ,何をyとするか」を決めることができたかがどうかが正解へのカギとなる。問題文から必要な数量関係を読み取ることができる能力と数学的処理能力が問われた問題。

 

大問5

図形の証明問題。二等辺三角形からの証明と平行四辺形からの証明の二通りの証明法がある。与えられている図形から条件を見出し整理することにより、的確に証明の流れをとらえて論理的に説明し結論に導く力が試された。

 

大問6

一次関数と二次関数のグラフが交わる関数の問題。(1)は、対称の位置関係で答えを出す。(2)は、A,Bの二点を二次関数上で求め、その二点から一次関数を求める。(3)は、与えられたtの値・三角形に関係する座標などをしっかり定めて計算を進めるという、数学的な見方や考え方、処理能力が問われた。

 

大問7

空間図形を用いた平面図形の問題。必要とされる空間内の線分や図形をとらえて考え、処理する力が問われた。(1)は、大問全体の最初の説明文をきちんと読んでおけば、三平方の定理を使って正解を導き出せる。(2),(3)は、立体から必要な部分を平面でとらえ、三角形の公式や三平方の定理を使って計算処理できることに気付けば、正解を導き出せる。

 

 

2022年度 福島県立高校入試分析「理科」

 

2022年度 福島県立高校入試分析「国語」

 

2022年度 福島県立高校入試分析「英語」

 

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