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2024年度 福島県立高校入試分析「国語」

2024年3月5日に行われた福島県立高校入試「前期選抜試験」の「国語」についての分析です。

 

総評

例年通り6つの大問で構成。難易度も平年並みであった。

 

大問1 漢字の読み書きと敬語の問題

例年通り、漢字の読み書きからの出題。2021(令和3)年度には「借りる」の書き問題が出されたが、今年度は「貸す」が書き問題で出題された。「貸す」「借りる」の区別はしっかりつけたい。

 

大問2 詩歌

大問2はこれまで短歌、俳句、詩が順番で出題されてきた。2020年度が詩、21年度が短歌、22年度が俳句、昨年23年度が詩であったので、24年度は短歌からの出題が予想されたがその通りであった。来年度は俳句が予想される。

大問3 古典

例年通り古典からの出題。問題構成も特に変更なし。難易度も標準レベル。

 

大問4 文学的文章

物語文からの出題。記号問題・記述問題がバランス良く出題されている。
設問3は60字の記述問題だが、回想部分である黒野との会話から早緑が六花にあって自分に無いものに気づき、努力することで立花と対等になれるんだという、早緑の心の動きをまとめると良い。

 

大問5 説明的文章

論説文からの出題。大問4と同様、記号問題・記述問題がバランス良く出題されている。
設問3の60字記述問題は、筆者が人類の歴史をどう見ているかを、二つのポイントに分ける必要がある。一つ目は、人類の歴史は必ずしも進歩するわけではなく、退行することもあること。二つ目は、予想外の革命的な出来事によって希望が生まれることもあること。以上の2点をまとめると良いだろう。

 

大問6 作文

作文問題。今年度は、学内に向けてボランティア活動参加お願いのお知らせを、校内放送や文書による配布など、どのような方法で案内すればよいかについて意見を書くというもの。
「文字や音声の具体的な特徴に触れながら書くこと」という条件を守りつつ書くことは、さほど難しくないだろう。

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