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2025年度共通テスト追加科目「情報Ⅰ」

2025年度共通テスト(今年の高校3年生が受ける共通テスト)から、「情報Ⅰ」が追加されます。今回は「情報Ⅰ」がどんな教科なのか、どういう勉強法が必要なのか、果たして重要なのかを書いていきます。

①2025年度共通テストの変更

まず、日本の学校における学習指導要領は定期的に改訂されています。主な理由は社会が変化していく中で、その流れに遅れないようにするためです。

 

2025年の1月に行われる共通テストはそういった変更の中で、大きく教科や内容が変更されることになります。

変更点の1つが出題範囲の変更です。例えば数学は「数学①」「数学②」となり、数学②には数学Cが含まれるようになります。地歴公民は、教科の名前が大きく変わり、出題内容も変更されることが予想されています。また、教科が変わったことで、2科目選択時の組み合わせも注意が必要です。

 

もう1つの変更点としては時間と問題数が挙げられます。

特に国語は現代文の大問が1つ増え、解答時間が10分増えます。今までは大問4つに対して80分でしたので、大問1つあたりにかけられる時間は減少します。これらから、2025年度からは共通テストの解き方や取り組み方が、大きく変わっていく可能性があります。

 

②情報Ⅰとはどんな教科?

さて2025年の共通テストの変更に関しては大まかですが以上の通りです。では、新科目の情報Ⅰはどのような教科なのでしょうか?「情報」という科目自体は昔からありますが、内容はかなり異なっています。20代から40代の世代でも情報という科目に聞き覚えがある方はいらっしゃるのではないでしょうか。

 

教科書は異なりますが情報という名の科目を採用されていた高校は少なくないと思います。
では、今回追加される「情報Ⅰ」は何が異なるのでしょうか。「情報Ⅰ」の内容のうち、特筆すべき点が1つあります。それがプログラミングです。

 

皆さんはプログラミングと聞くと、どのような印象を抱きますか?「専門職」というイメージを持つ方が多いのではないでしょうか?プログラミング自体は20年ほど前から一般的な言葉にはなっていますが、プログラマーやシステムエンジニア等、専門的な職業に使われる技術というイメージが強いかもしれません。

 

しかし「情報Ⅰ」では、そのプログラミングも1つの分野として学ぶことになります。馴染みのない分野ですので、どんな問題が出るの?という方はまずは大学入試センターで発表されている、試作問題を見てみることをオススメします。

 

③情報Ⅰは重要?重要じゃない?

ここまで「情報Ⅰ」という科目について説明していきましたが、ここからは大学入試においての「情報Ⅰ」の重要性について見ていきましょう。

初めに私の意見を述べさせていただくと「情報Ⅰは重要な科目になる」と思っています。情報Ⅰは1学年もしくは2学年の1年間で終了する授業です。そのため、復習の期間が多くとることができます。

また、多くの大学で情報Ⅰを使うことができる点も理由の1つです。

現段階で多くの国公立大学、私立大学が「情報Ⅰ」を入試科目の1つとしており、大学や学部においてはその割合が非常に高いところもあります。

例えば東北大学では、前期入試だけでなくAO入試でも「情報Ⅰ」は採点項目にあります。点数は50点(AO入試の経済学部の理系のみ75点)と低いように見えます。しかし、既存の教科の点数を上げるか、「情報Ⅰ」で高得点を取りに行くかの選択肢が出るのは、人によってはプラスではないでしょうか。

 

また、会津大学では理系科目1(基礎なら2科目)100点、情報Ⅰ100点でより高得点なほうを採用する仕組みになっており、情報Ⅰの重要性が大きくなっております。そのため、「情報Ⅰ」の点数が入試の結果を左右することもあります。

この点から情報Ⅰは今後、入試において重要なピースになると考えています。

 

④情報Ⅰはどう対策すればいい?

ここまでのまとめとして

①2025年の共通テストは内容が大きく変わる
②新科目の情報Ⅰはプログラミングなどの新しい知識が必要になる
③多くの大学で試験に採用され、一部の大学では合否を分ける可能性もある。

ということをお話しさせていただきました。

情報Ⅰは必須になってまだ共通テストが行われていないため、まだ分からない面もありますが、今後は共通テストを戦う上で重要な選択肢になります。今のうちから授業の復習、分からない単語の確認を欠かさずに行い、本番でライバルたちに差を着けられるようにしましょう。

 

またKATEKYO学院では、情報Ⅰの対策としてAIドリルというWEBでの学習教材を導入しています。

対策に心配がある生徒さんはぜひご相談ください。

 

 

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