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have toとmustのちがい

英語を勉強していると同じような意味の単語やフレーズに出くわすことがあります。ですが、その単語やフレーズが持っているニュアンスが微妙に異なっていることがあります。その差異を知ることでもっと英語への理解が深まるでしょう。

今回はhave toとmustのちがいについて説明したいと思います。

have toとmustのちがい

have toもmustも見聞きしたことがある人は多いでしょう。両方とも中学2年生向けの英語教科書に出てきます。そしてその意味はどちらも「~しなければならない」と記載されています。「なーんだ、どっちも同じ意味じゃん」と思うかもしれません。たしかに表面上の意味は同じです。しかし、have toとmustのそれぞれが持つニュアンスは少し違います。見ていきましょう。

have toは「ルールなどの外的要因によってそうする必要がある」

have toは「ルールなどの外的要因によってそうする必要がある」という意味が含まれています。例えば学校や塾で先生から出された宿題をしなければならないとか、時間が迫って授業が始まるから行かなければならない、などがそうですね。

mustは「話し手の主観としてそうしなくてはいけない」と思っているとき

それに対してmustは「話し手の主観としてそうしなくてはいけない」と思っているときによく使われます。主観的な意味が強いため、相手に対して使うと命令のようにも聞こえます。

例えば「You must study English.」という英語は、話し手が、「相手(you)が英語を勉強する必要がある」と思って相手(you)に言うことになります。もし言われた相手(you)が英語を勉強する必要はないと考えていると、「どうしてそんなことを言われなきゃならないんだ?!」となり、場合によってはケンカになるかもしれません。

逆に「I must study English.」と言えば、自分の成長のために私は英語を勉強しなくてはいけない、というような決意表明のようにもなりますね。

 

もう5年ほど前の話になりますが、2020年のコロナ禍当時、英国の首相だったボリスジョンソン氏が国民向けのメッセージで「You must stay at home.」と発言していました。つまりこれはボリス氏が「コロナが広がらないように、みなさん家にいてください。それが私の希望であり、お願いである」という気持ちが国民に対してあったということでしょう。こう考えると「You have to stay at home.」ではダメだったんでしょうね。

今回はhave toとmustのちがいについて、でした。

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