《 なるほど数学コラム:中学編 2》 『 「正・負の世界」へ ようこそ! ― その1 』
新中学生のみなさん、入学後、1ヵ月半ほど立ちましたね。
10連休でちょっとひと休みって感じでしょうか。
中学に入ると、いろんなことが初めてになりますね。
勉強もそうです。
そのひとつ。
『 算数 』 が 『 数学 』 になる
なんだか、ちょっとむずかしい感じがしますか?
そうかもしれません。
でも、大丈夫です!
センパイを始め、みぃーんな できるようになりましたから。
では、いってみましょう。
中学一年生の 『 数学 』 で いちばん始めに習うこと
それは
『 正の数・負の数 』
です。
まず、『 正の数 』からいってみましょう。
『 正の数 』は、簡単です。
基本的に、これまでの 『 算数 』 と変わりません。
なぜなら、小学生の 『 算数 』 の世界は、
中学生の 『 正の数 』 の世界のことだったからです。
そのことを頭の中に入れて、
『 正の数 』の計算をかんがえてみましょう。
たとえば、
( +4 )+ ( +6 )
という計算はどうしますか?
ちょっとむずかしいなぁ・・・
なんて思わないでください。
さっきも言ったとおり、「 正の数 」の計算は、
基本的に、これまでの 『 算数 』 と変わりません。
ですから、
( +4 )+ ( +6 )= 4 + 6
= 10
で、いいんです。
簡単ですね!
かけ算( 中学では 『乗法』 といいます ) だって簡単ですよ。
( +4 ) × ( +6 )= 4 × 6
= 24
簡単ですね!
ここで、ちょっと、注意です。
教科書や学校の先生によっては、
「 最初のうちは、答えに『 + 』をつけるように 」
と指導する場合があるので、そのときは、
( +4 )+ ( +6 )= +( 4 + 6 )
= +10
( +4 )+ ( +6 )= +( 4 × 6 )
= +24
と書くようにしましょう。
それがわかれば、
( +24 ) + ( +32 )
( +0.4 ) + ( +1.2 )
( +0.8 ) × ( +30 )
みたいな計算も簡単ですね。
それぞれ、
( +24 ) + ( +32 )= +( 24 + 32 )
= +56
( +0.4 ) + ( +1.2 )= +( 0.4 + 1.2 )
= +1.6
( +0.8 ) × ( +30 )= +( 0.8 × 30 )
= +2.4
と、計算してしまえばいいですね。
『 正の数 』 = 小学生の 『 算数 』
このイメージをつかんでしまえば、
『 正の数・負の数 』の 第一関門 通過 です!
どんどんいきましょう!
『 正・負の世界 』 へ ようこそ!
次回 コラムは、いよいよ
『 負の数 』
登場です。
おたのしみに!