2022年度 福島県立高校入試分析「国語」
2022年3月3日に行われた福島県立高校入試「前期選抜試験」の「国語」についての分析です。
総評
昨年と同じ構成で、難易度も標準的。日頃から本を読み、作文を書くなど国語の基本的な学習を行うことが重要である。
大問1 漢字の読み書きと活用形
漢字の読み4問、書き4問、動詞の活用形から成る。標準的な難易度だが、「余暇」「悠然」の読みができたかどうかで差がついたのではないか。
大問2 俳句
例年大問2は、詩・短歌・俳句からの出題が定番となっているが、今年は俳句であった。特に難しい設問はなく、素直に考えれば正答できただろう。設問2の「切れ字を用いて~」の切れ字「ぞ・や・かな・けり」等もしっかり覚えておこう。
大問3 古典
例年古典からの出題だが、ここ2年は二つの古文を対比させて内容を読み取る形式となっている。素早く二つの古文を読み、その差異を理解することが求められる。
大問4 文学的文章
吹奏楽部に所属する中学1年生の主人公と、吹奏楽部を引退した3年生の先輩との物語。読みやすくかつ読み応えのある作品からの出題だった。設問も標準的で難しいところも見受けられず、記述問題も含めしっかりと回答できただろう。
大問5 説明的文章
「言葉」についての文章からの出題。わかりやすい文章であり、設問もそこまで難しくなかったのではないか。しかし最後の設問5は七十字での記述問題であったため、苦戦した人も多かったと予想される。
大問6 作文
「外国人とどのように意思の疎通を図っているか」についての資料を読み取り、作文を作成する問題。資料を読み取る力に加え、実際に外国人とコミュニケーションを取った経験があるかないかで、難易度が変わったのではないか。
2022年度 福島県立高校入試分析「数学」
2022年度 福島県立高校入試分析「英語」
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