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2022年度 福島県立高校入試分析「英語」

2022年3月3日に行われた福島県立高校入試「前期選抜試験」の「英語」についての分析です。

 

総評

例年通り、リスニング、文法問題、英作文、対話文読解、長文読解の大問5つの構成となった。しかしながら新傾向の設問もあり、これまで以上に理解力や思考力、表現力が必要とされる年となった。読解問題においては、私たちの身近にある事象を題材にしているので、日頃から身の回りのことについて考え表現する習慣を身に付けると良いだろう。

 

大問1 リスニング問題

例年通り、放送問題1~3の構成。特に難しい問題はなく、日々の勉強や生活の中で英語の音声に親しんでいれば全問正解も可能。

 

大問2 文法問題

良問揃いで難易度も適切。しっかり内容を理解できれば正解できる。(1)②の「命令文, and~」(~しなさい, そうすれば~)は覚えておきたい表現。同時に「命令文, or~」(~しなさい, さもないと~)も大事な表現なので、合わせて覚えたい。

 

大問3 英作文

新傾向。例年は英作文の基となる日本語があり、それを英語にするものであったが、今年は一切日本語がなく、代わりに英会話とイラストの内容を理解しそれに合わせた英文を作るものとなった。より英語力が問われる内容となった。

 

大問4 対話文読解

ワーク・ライフ・バランスについての対話文。(2)②は「2017年には、何パーセントの若い日本の人たちが仕事よりも家族のことを重要と考えていない」という英語を、「仕事を家族よりも重要と考えている」と読み替えできたかどうかが正解へのカギ。また新傾向として自分の意見を自由回答する設問が(6)に見られた。「学校での時間」か「家での時間」のどちらが自分にとって重要かを選び、その理由を自由に英語で答えるというもの。このような問いは日常から考えていないとすぐには答えられないので、常に自分はどうなのかと問いかけ、それを英語で表現する練習をする必要がある。

 

大問5 長文読解

生徒会活動を通して気が付いたことについての長文。問題傾向も例年とほぼ変わりないものとなった。長文を読み切る英語力と内容を理解する読解力の両方で高いレベルが要求される。英語に慣れ親しむことが重要。

 

 

2022年度 福島県立高校入試分析「数学」

 

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