2023年度 福島県立高校入試分析「国語」
2023年3月3日に行われた福島県立高校入試「前期選抜試験」の「国語」についての分析です。
総評
今年度は、大問6題、小問30問でした。出願の傾向はほぼ例年通りでした。
中学校で学習する全領域から幅広く出題されました。
大問1 漢字の読み書きと敬語の問題
漢字の読み取りは、中学校で履修した漢字と小学校と中学校で履修した熟語があわせて4問出題されました。
漢字の書き取りは、すべて小学校で履修した漢字でした。
敬語は、「言う」の尊敬語は「おっしゃる」、謙譲語は「申し上げる」の使い分けを問う問題でした。
大問2 詩歌
例年大問2は、詩・短歌・俳句からの出題が定番となっているが、今年は詩でした。
詩の中に登場する「僕」の目線から内容が理解できているか問われました。
大問3 古典
「いきどほり」を現代仮名遣いに直す問題が出されました。
古文を鑑賞した会話文から本文の内容を理解できているかを書き抜き、記述、選択肢の形式で解答を求められました。
大問4 文学的文章
主に、登場人物の心情を問う問題でした。記述問題は2問ありました。1問は30字以内、もう1問は65字以内でした。登場人物同士の心の交流に注目する出題がありました。本文の構成・表現についての設問もありました。
大問5 説明的文章
文法は、品詞の問題でした。本文の内容理解と筆者の考えについて問われました。記述問題は1題出ました。60字以内でまとめる問題でした。要約力が問われました。
大問6 作文
「ユニバーサルデザイン」について、資料から気づいたことと自分の考えを150字以上200字以内で書く問題でした。
与えられた条件でどれだけ表現することができるかを見られました。
2023年度 福島県立高校入試分析「数学」
2023年度 福島県立高校入試分析「英語」
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