2023年度 福島県立高校入試分析「数学」
2023年3月3日に行われた福島県立高校入試「前期選抜試験」の「数学」についての分析です。
総評
昨年よりやや難化か。昨年、コロナ禍のため出題範囲から外れた「四分位数と箱ひげ図」が出題された。数学的な表現を用いて必要とされる事柄を表すことができるかが大切。
大問1
例年通りの基本的な計算問題。公式を覚え、活用することができるかを問われている。計算問題の基礎を練習していれば、得点できると思われる。
大問2
各領域からの基本問題。「四分位数と箱ひげ図」が出題されたことが目立つ。
大問3
(1)は例年同様、確率の問題。「事象の逆」をどのように表すことができるかを知っていれば、時間をかけずに解くことができる。(2)問題の条件に合う数字を代入し、見つけた規則性を文字で表すことができるかが鍵。
大問4
昨年より易化。連立方程式の利用の問題。問題文から必要な数量関係を読み取ることができる能力が必要。
大問5
図形の証明問題。(1)は、円に内接している三角形の相似の証明。(2)は、与えられた辺の比から三角形の相似比を求める問題。(1)の情報を使って求める。やや難化。
大問6
比例と反比例のグラフが交わる関数の問題。(1)(2)は例年通り。(3)が新傾向。「会話」からヒントを見出し、解くという能力が必要。
大問7
空間図形2種を用いた問題。(1)は三平方の定理を使って求めることができる。(2)は、円錐を展開し、扇形にする。扇形のどこの長さが(1)の答えの長さになるかを正しく当てはめることができれば、正解を導き出せる。(3)は底面からの高さを相似比で求めることができれば解くことが可能。昨年より易化か。
2023年度 福島県立高校入試分析「理科」
2023年度 福島県立高校入試分析「国語」
2023年度 福島県立高校入試分析「英語」