英語の5文型について(第四回)
前回までの話をまとめてみますと、
①S,V,O,C,Mに入る品詞を覚える
②自動詞と他動詞の区別をつける
③名詞の種類を覚える
この3点が5文型をマスターするカギということでした。
では、実際に問題の中で5文型がどう活用されるのか、次の例題を見てください。
例題:次の( )に入れるのに最も適当なものを、それぞれ①~④のうちから1つずつ選べ。
(26年度センター試験より)
When I looked out of the window last night, I saw a cat ( 1 ) into my neighbor’s yard.
① is sneaked ② sneaking ③ sneaks ④ to sneak
My mother asked me ( 2 ) we should go out for lunch or eat at home.
① that ② what ③ whether ④ which
上の二つの英文が、それぞれ第何文型かわかりますか?
(1)で使われている動詞「saw」は他動詞で、今回は第5文型を取っています。「a cat」がOで、(1)から後ろはすべてCという扱いです。
既に動詞がありますので、①と③はすぐに違うと分かります。残り②か④かのどれか、ということになりますが、「saw」はCに動詞を入れる時、不定詞にすることはできません。よって、(1)の答えは②となります。
(2)の動詞は「asked」で、こちらも他動詞です。今回は第4文型になっています。「me」がOで、(2)から後ろがすべてもう一つのOです。
(2)の後ろにもSVがありますから、答えにはいるのは接続詞ということになります。
関係代名詞を既に学校で習った皆さんは②か④かで迷うかもしれませんが、直前に修飾しなければならない名詞があるわけでもないですし、後ろに不足している名詞もありません。
つまり、ここでは関係代名詞は使えないので、②も④も不正解ということになります。
後は①か③かのどちらかですが、後ろに「or」がありますので、ここは「~かどうか」の意味を持つ③が正解というわけです。