2026年度 福島県立高校入試分析「国語」
2026年3月4日に行われた福島県立高校入試「前期選抜試験」の「国語」についての分析です。
総評
例年通りの問題構成で大問6つの出題。基礎的な知識と思考・判断・表現力を問う問題がバランスよく出題されていた。全体的に「読む」能力、「書く」能力が試された。どの大問も頻出の問いが多く出題された。読解問題では、正しく迅速に内容や心情を読み取れる力が必要とされ、読み取った内容を設問文に合わせて書き直す力も必要とされた。条件作文では、「事実」と「意見」を明確に段落分けをして書けるかがカギとなった。総合的な学力を試された。
大問1
漢字の読み書きと故事成語の問題。漢字の読みは、中学1年~中学2年の範囲から出題。漢字の書きは、小学4年~小学6年の範囲から出題。故事成語は、使い方が正しくないものを選択する問題だった。
大問2
詩歌からの出題。設問1は、詩の表現技法の知識を問う選択問題。設問2、3は、鑑賞文の空欄にあてはまる言葉を詩の中から決められた字数で書き抜く問題。鑑賞文の空欄の前後の言葉をヒントにするとよい。設問4は、詩から読み取れる内容を選択する問題。第5連の内容が読み取れるとよい。
大問3
古文からの出題。設問1は、本文中の「まづ」を現代仮名遣いに直す問題。すべてひらがなで書くよう指定されていたところが注意点だった。設問2は、本文について授業で話し合った内容の一部を読んで答える問題。(1)は、空欄にあてはまる内容を指定された字数で書き抜く問題。(2)は、空欄にあてはまる内容を20字で答える問題。本文からあてはまる部分を見つけ出し、それを空欄の前後に合うように書きかえられるかを問われた。表現の仕方に難しさを感じた受験生もいたと思われる。(3)は、空欄にあてはまる内容を選択する問題。本文の内容が理解できているかを見る問題だった。
大問4
文学的な文章の読解問題。中学2年生の「ミナミ」と隣の席の「峯田」の二人が「言葉の使い方」のことでやりとりをする中、誤解から理解しあうまでを書かれた文章を読解して解答する。設問1は、「ミナミ」の心情が理解できたかを見る選択問題。傍線1のすぐ前の部分に着目するとよい。設問2は、「峯田」の心情を記述する問題。「ミナミ」の発言から考察するとよい。設問3は、「ミナミ」の心情を選択する問題。設問4は、「ミナミ」の心情を記述する問題。(1)は、あてはまる言葉の書き抜き。(2)は、あてはまる内容を60字以内にまとめる問題。「ミナミ」の気持ちの変化を表現する力が試された。難易度は高め。設問5は、本文の構成、表現について選択する問題。「ミナミ」の視点で書かれていることに気づけるかが鍵となる。
大問5
説明的文章の読解問題。設問1は、文法の問題。助詞「に」の知識が問われた。設問2は、本文と異なる表記を選択する問題。本文の大意が取れているかを見られた。設問3は、選択問題。「聞き手」と「語り手」がどういう関係にあるかを見抜く必要があった。設問4は、段落の働きを問う問題。前後の段落の内容から判断するとよい。設問5は、指定語「細部」を用いて30字以内で記述する問題。指定語が書かれている段落の内容からまとめるとよいが、難易度は高めだった。設問6は、筆者の主張について60字以内で記述する問題。最後の段落と最初の段落が呼応していることに気づくとよい。気づけても、決められた字数に合わせて書くのは困難だったろう。難易度はかなり高め。
大問6
条件作文。【資料】をもとに、自分の考えや意見を150字以上200字以内で作文を書く問題。
資料を正しく読み取り、それを踏まえて自分の考えを書く際、具体的に書けたかどうかが重要。
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